とにかくお腹すいたんで、簡単に食べれる店を探した。
割と大きい通りで、車の往来も多いので食事のできる店も結構多い。
しばらく行くと、右前方にハンバーガーショップが目に入った。
けっこう流行っているらしく、食事の時刻でもないのに、店の前の駐車場にも車がいっぱいである。
気になりはじめたら、どうしても食べたくなる気持ちも増してくる。
多少待たなければないかもしれないだろうが、言ってもハンバーガー、速さと気軽さがうけてるはず。
みんなの意見も一致したので、その店へと入った。
店内に入ると、カウンターには10名ほどが並んでいる。
まぁ、この程度は当たり前。みんな順番に最後尾に並んだ。
ほどなく自分の番が来た。
カウンターのレジ担当は、小太りの中年のオバサン。
白い割烹着に、白い頭巾。どうみても、大衆食堂のおばちゃんである。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
カウンターの上のメニューを見ると、品数は少ないが、ボリューム満点で結構うまそうだ。
とにかくお腹がすいているんで、一番ボリュームがありそうなものを注文。お金を払って、整理券をもらった。
店内の隅にある丸テーブルに陣取り、今日のライブのことで話がはずんだ。
ふと気づくと、注文してから30分ほどたっていた。私たちの注文より早かった人達は、もう誰もいない。
もしかしたら、話に夢中になっていて、呼ばれたことに気づかなかったのかもしれない。
聞いてみることにした。
「あの〜、私たちの注文はまだでしょうか?」と整理券を見せた。
「あ、今日のご注文ですね。3日後ですから・・・水曜日の出来上がりになりま〜す。」
「3日後ね・・・、って3日後?ハンバーガーですよ!」
「はい。当店は速さがうりで〜す。」と満面の笑顔。
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